ロジスティクスが経営を変える(IT-Truck導入で見えてくる効果)

物流は経営の暗黒大陸

経営学の第一人者であり「マネジメントの父」とも呼ばれるピーター・ドラッカー氏の有名な言葉に「物流とは企業コスト削減の最後の辺境、すなわち経営の暗黒大陸だ」というものがあります。物流コストは部外者からはよく見えないため、なかなかテコ入れが進まないという意味でした。

ドラッカー氏の予言通り、米国の企業はロジスティクスの手法を実践し、物流コストの可視化、物流改革に取り組み、発展を遂げました。米国でも最大の大手スーパー「ウォルマート」の社長はロジスティクス出身です。

ホワイトハウスが発表する「Statement of Logistics Report」によると、米国の物流コストは以前、GDP(国内総生産)の35%に及んでいましたが、ITの進化やロジスティクス、サプライチェーンマネジメントの実践によって、10%にまで削減されました。


ロジスティクスの考え方とは?

日本ロジスティクスシステム協会が制作した「ロジスティクスコンセプト」によれば、ロジスティクスとは、需要に対して調達・生産・販売・物流といった面での供給を同期化させるためのマネジメント(管理)です。そのねらいは、顧客満足の充足、ムダな在庫の削減や移動の極小化、供給コストの削減等を実施することにより、企業の競争力を強化し、企業価値を高めることにあります。そしてそれを達成するためには、関連する企業間の連携が不可欠であり、サプライチェーンを通したロジスティクスの展開が強く求められます。

ここには、おそらく旧来の日本の企業風土にはあまりなじまない考え方、発想の転換があることにお気づきかと思います。 1つは、まず需要(お客様のニーズ)があって供給(生産や物流)をそこに合わせるという考え方。作ったから売ろう(買って)ではないのです。顧客のニーズを把握し(それこそがマーケティングです)、想定した需要に合わせて徹底的に合理的な供給を行うこと。先のドラッカー氏によれば、経営の目的とは「顧客を創造し、満足させること」です。

もう1つは、「関連する企業間の連携」です。調達・生産・販売・物流の流れを需要に合わせて効率化するわけですから、メーカー・販促業者・物流企業・倉庫会社などが情報をスムーズに交換あるいは共有しなくてはいけません。社内の情報を「企業秘密」でクローズにしていたのでは、この流れには乗れません。
情報をオープンにして連携(ネットワーク化)することで事業の発展・利益向上が見込めるのです(サプライチェーンマネジメントと言います)。これを実現する最も有効なツールがITであり、この流れの中で企業として成長していく(勝ち組になる)ことがグローバル化時代の企業のあり方なのです。


サプライチェーンマネジメント〜物流業界の未来のために

ロジスティクスの導入は自社内だけで行ってもあまり意味がなく、関連する企業…特に荷主と複数の物流業者が連携して情報共有(ネットワーク化)してはじめて効果を生み出すものだとお伝えしました。

日本の物流は網の目のように複雑な小売業の流れの中にあって、荷主も転々と変わるし、システム化を図るにもデータフォーマットの統一も困難というのが現状です。

本来、そのような複雑さこそを最も有効に解決するのがIT技術でしょう。

今までは企業単位で個別に受注・配車・保管などのシステムが取り入れられる(あるいは紙ベースで処理される)ことが多かったわけですが、これからは、物流業者同士の連携あるいは荷主企業との連携をスムーズに行い、理想的なサプライチェーンマネジメントを実現していくことが可能ですし、時代はそういう方向に進んでいくはずです。

PDCAサイクルという考え方も普及していますが、サービスのクオリティを上げるために効率化を進め、利益率を上げ、信用を高め、従業員のやる気を高め、企業体力を強化していくことが、明るい未来を約束するはずです。

ITトラックは、インターネットの利点を最大限に活かし、荷主企業と物流業者のリアルタイムな情報共有を簡単な操作で行うことを可能にしました。しかも、中小企業でも無理なく導入できる初期費用ゼロ&従量制リースによる低コストでの提供です。つまり、日本で初めて、無理なく、本来の意味でのサプライチェーンマネジメントを実現する基盤を用意したわけです。

既に国分株式会社様が関連物流業者様とともに運用し、着実に実績を上げています。物流業界の未来のためにも、この流れがさらなる広がりを見せることを願うものです。