荷主の改正省エネ法対応

平成18年4月1日施行された「省エネ法改正」で日本物流業界は再編されると感じたのは物流に携わる方々なら誰でも感じたのではないでしょうか。なぜなら「省エネ法」→「荷主に規制の網」→「自社製品輸送時に掛かるco2測定・削減」→「輸送効率向上・減車」といった図式が誰でも思いつくからです。

法律の施行後「物流システムに携わるもの」としていろんな角度からこの法律の趣旨を考えてきましたが将来の日本物流(国内物流も今は国際競争に巻き込まれてきている)の為には「構造改革止む無し」という結論に達しました。
「一システム屋が何を言っているんだ!」と、お叱りを受けるかもしれませんがこのプロジェクトを通して物流関係者以外にも色々な方々と接し将来の日本物流全般を考えるが故の苦渋の結論でありますのでどうかご容赦ください。

運送事業者からみた本法律に関して[グリーン物流パートナーシップ・プロジェクト発足前から「IT-Truck」を導入して頂いている独立系運送事業者(車両100台前後保有)の気の合う二代目社長と飲み屋でお話した時のこと]施行当初にこんなことを話していました…。(平成18年4月6日[木] 営業日報より)

 
社長: 元々2極化の激しいこの業界もこの法律で決定的になるな!ウチみたいな中途半端に台数抱えてるとこが一番危ないよな〜(´∀`*)
私: そ〜なんですかね〜?(*´σー`)
社長: 「荷主の原単位1%削減」ってところが味噌なんだよ。荷主が楽な方(=改良トンキロ法)に流れれば適当なやり方で1%くらい荷主の卓上計算でどうにでもなるからウチ達は全然関係ねーけど、※1_荷主が面倒な方(=燃料法、燃費法)に流れた場合はかなり厳密な測定が要求されるだろうから少数の荷主しか相手にしていない運送会社なら台所事情が※2_筒抜けになる可能性もあるよな。
私: 荷主は敢えて面倒な方は選ばないんじゃないんですかね〜。今の物流(自社便より他社便が多い)では荷主が運送事業者何社もの情報を統括するのは今の法律の拘束力では運用的に不可能ですからね。[この時は既に「IT-Truck」の燃料法、燃費法、改良トンキロ法のデータ収集機能は完成していた]
社長: 君がそういうことを言うのは意外だね。君のとこのシステム(IT-Truck)だったら運送会社が入力したデータを荷主が見れるようすることぐらいすぐにでもできるだろう…。確かに法律や商流があって今すぐってのは無理だろうけど法律ってのは最初はハードルが低いが世の中に支持されるものの法律(特に環境は)は締め上げが早いからな〜。しかも日本は「京都議定書」の議長国だし国のメンツにかけて取り組むだろうからな…。締め付けが厳しくなるのを見計らって荷主はいずれ燃料法で測定するようになるよ〜。
私: そうかも知れませんね。実際、燃料法で測定すれば荷主に有益な情報が取れるわけですからね〜。今までの荷主は「物流は経営の暗黒大陸」みたいな感じで半分諦めていた部分がありますけど本心はやっぱり燃料法でデータ収集したいはずですよね。でもそうなると運送事業者としては「シノギ」がキツくなりませんか?
社長: 考え方次第だな!この法律、恐らくは単なる環境の為だけの法律ではなく物流業界の透明化(縦、横の情報共有化)も狙いだろうから後手に回ったら風上(荷主、一次、二次物流会社)にいいように扱われて苦しくなるかもしんないが、先手を取れば風上にいって成長に繋がるかもな。ウチみたいな中途半端な台数もってるところはどっちかだな〜。勝負どころかもしれんな…。
私: 今後、日本の人口は減少するなか必然的に物量も減少していきそうですが、荷主が更に輸送効率の向上を本気で考え始めたら運送会社はあまり笑える事態ではなくなりますよね〜。なんか秘策でもあるんですか?
社長: 秘策なんて無いな。だいたい今の日本の運送会社の数が多すぎるよ。この法律が起爆剤になって業界再編はいずれ必ず来る。その時に備えてできることをコツコツやるしかないよな。取りあえずある程度の情報オープン化の為のIT武装は必須だろうけど、輸送品質向上ってもので会社の付加価値を高めていくことぐらいしか今は出来ないな。
私: 社長、大丈夫ですよ!…情報オープン化の為のIT武装なら「IT-Truck」で「いずれ来るその時」に必ずお役に立ちますから…(´∀`)
社長: あ、そーだったな〜。(〃^∇^)o彡
   
 
※1… 「IT-Truck」では測定に関する荷主の負荷はありません。(燃料法・燃費法で取得したい場合は運行状況にもよりますが配送指示(届先、荷物等)データが必要になることもあります)
※2… 車両に関する共有データ項目は荷主、運送事業者間で事前にお取り決めください。共有できるデータは原則車両に関するデータと限らせていただきます。
※3…
※4…
※5…

それから約2年後、…

アイティーエコステーション